引き裂かれるアイデンティティー

ヒーリングの実習が始まって間もない頃、私は師匠のリーディングを受けることになった。いわゆるスピリチュアルでサイキックの能力を持っている者が私をリーディングするわけで、これは経験のないものにとってはっきり言って怖いものでもある。自分の知りたいことについて聞きなさいというのであるが、何を聞いているのやらさっぱりわからない状態だった。

 

ヒーラーとして、天性の資質がある事は実習を通してわかっていたが、まだその頃はこのようなものが仕事になるとは考えていなかった。どうしたものかと、考えているうちに私のリーディングの順番が回ってきた。そこで、私は自分の現在の仕事を師匠に伝えることにした。そう、私は現役バリバリの税理士なのである。その事実を聞いた彼女は大変驚いて、全く信じられないと、生まれつきヒーラーの能力を持っていて全く真逆の仕事をしている。通常ありえないことだと、どうしてそのようになったのかと、いろいろ言われたのを覚えている。

そして彼女は私にこう伝えたのだ「あなたのアイデンティティーは引き裂かれるだろう、しかしパイオニアとしてヒーラーをやっていってほしい」と、その時自分では何を言われているのかが理解できなかった。自分の正業はあったし、このワークショップは行き詰まった自分を打開するために何かに引き込まれるようにやってきたところはあるが、基本的には新しい仕事をするという考えは持っていなかった。

 

スピリチュアルの能力は右脳を起因としており、税理士のような論理を構成する能力は左脳に起因している。スピリチュアルとは究極の直感であるから、左脳の干渉を受けているとその能力はかなり阻害されることになる。人間は左脳と右脳をバランスよく使うことがうまくないので、どちらかの脳に偏った能力を社会の中で発揮していくというのが一般的な話なのである。

 

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